« うなる狛犬 | トップページ | 文献に見る中国へのライオンの伝来 »

2007年9月15日 (土)

東方へのライオンの伝来

「狛犬の源流」の章で見たように、ユーラシア大陸の西側では、紀元前だけでも数千年にわたってライオンおよびライオンを構成要素とする合成神獣が図像化され、広く深く浸透していました。

野生のライオンの生息しないユーラシア大陸の東側では、何らかの形でその図像が伝来しなければ獅子も狛犬も生まれません。

では、それはいつ頃どのような形で伝えられたのでしょうか。

また、ユーラシアの西で既に生まれていた「神聖な対象と2体1対の神獣」という組合せは、ユーラシアの東方に伝わって何か影響を与えたのでしょうか。それとも東側でも独自に成立していたのでしょうか。

つまり、以下で確認したいのは

A)ライオンの東アジアへの伝来

B)東アジアにおける「神聖な対象と2体1対の神獣」の始まり

という2点です。

なお、以下の記述においては、生物としてのそれは≪ライオン≫と書き、中国風に図像化されたものは≪獅子≫と書くことにします。

厳密に分ける必要はないのかもしれませんが、やはり現実の≪ライオン≫と、想像が混じった≪獅子≫とは別のものとしておきたいと思います。

となると、(A)に付随して

a)ライオンから獅子への変化

ということも確認すべきこととして想定されます。

これらの点を、以下に見ていきたいと思います。

« うなる狛犬 | トップページ | 文献に見る中国へのライオンの伝来 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« うなる狛犬 | トップページ | 文献に見る中国へのライオンの伝来 »